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研究開発

技術開発の中枢を担う総合研究所では、印刷技術を核とし、様々な研究を推進しています。

トッパンの技術開発の中枢を担う総合研究所。ここでは、新商品・新技術の開発、コストダウン・品質保証機器の開発、そしてこれらを支える基盤技術など、多岐にわたる研究開発を推進しています。トッパンの研究開発の特徴は、事業分野の枠を超えた基礎技術の追求にあります。品質やコストに対する市場の要求に応えるためには、既存の装置の改善や原材料の工夫を行い、より品質の高い製品を適正な価格で供給する必要があります。そのために、トッパンでは3つの基礎技術・要素技術に関して研究を推進しています。

「材料技術研究」では、独自性のある材料設計、実用化を踏まえた新プロセス開発、および緻密な解析技術を駆使し、新事業への道を切り拓く材料開発の改革に挑戦しています。「生産技術研究」では、事業の核である印刷・コーティング・成形加工などを科学的に解明し、最適なプロセスを実現するための研究開発を進めています。製造ラインの自動化・電子化・ネットワーク化など、技術革新のために、科学的知見に基づいた、合理的で再現性のあるプロセスの構築と実現に取り組んでいます。また、「情報技術研究」では、トッパンが得意とするデジタル技術をベースとし、画像処理関連や情報配信系の研究開発を推進し、情報・ネットワーク系、パーソナルサービス系の事業領域拡大に向けて対応しています。
さらに、国内外の有力企業や大学、研究機関との共同研究を推進し、次世代に向けた研究開発も同時に推進しています。

トッパンの開発研究

液晶ディスプレイ用カラーフィルタの色特性の測定風景。優れた色再現性を獲得しています

ディスプレイ

 創業当初から印刷の原版づくりで培ってきたのが、微細加工技術です。エッチング(腐食)を活用し、設計からの一貫体制で、精度の優れたエレクトロニクス製品向けの各部材などを生産しています。また液晶ディスプレイ用のカラーフィルタでは、顔料分散法により、ガラス基板に赤・青・緑の光の三原色を微細形成したり、2枚のガラスを等間隔に保つために3〜5m(マイクロメートル:1mは1/1000mm)のフォトスペーサーと呼ばれる柱を形成するために、微細加工技術が応用されています。

巻き取り真空蒸着機による世界最高レベルの透明バリアフィルムの研究風景

パッケージ

 インクを均一に塗布する技術から発展した薄膜形成・コーティング技術。各種機能性フィルムをはじめ、様々な分野で応用されています。アルミ箔に匹敵する世界最高レベルのバリア性能を実現した「GXフィルム」は、高度な蒸着技術を駆使し、酸素や水蒸気などによる劣化から中身を保護します。

システム設計されたフォトマスクの試作風景。品質にも仕様にも世界最高水準のレベルが要求されます

半導体

 プリント基板の設計に始まる半導体設計には、30年を超える実績があります。LSIのシステム設計からフォトマスクの製造・供給までを幅広く手がけており、とくにシステム設計、論理設計については、エレクトロニクス部門、総合研究所、トッパン・テクニカル・デザインセンターの連携により、新たな領域に挑戦しています。

反射防止フィルムの高い品質を実現する、コーティング研究所

エレクトロニクス

 パソコン、携帯電話、薄型テレビといったデジタル機器の表示部に反射防止機能は不可欠です。印刷技術やコーティング技術、材料開発技術を活かして反射防止フィルムの開発を進めています。 白・黒の画像コントラストが明確で、独自設計の低屈折材料を用いることにより低反射率(反射率1%以下)を実現し、高度なコーティング技術によるムラ(干渉縞)のないフィルムの開発に成功しました。

文化資産や世界遺産などを、超高精細画像処理技術を活かして再現した「VR(バーチャルリアリティ)システム」

デジタルコンテンツ

 文字や画像情報のデジタル化技術を基盤にして、データベース構築、ネットワーク運用セキュリティ、コンテンツ配信技術など、IT関連技術を蓄積してきました。この蓄積のもと、先端的な情報技術、デジタル表現技術、コンテンツ企画・開発力、マーケティング力などを駆使し、オリジナル性の高いビジネス創出に向けた研究開発を推進しています。