製版をはじめ、印刷で培われた技術の進化が生み出す次世代商品。
画像処理やコンテンツの加工・編集、およびデータベース構築・運用などのデータ加工システム技術、新材料の開発から生まれた薄膜形成・コーティング技術、製版技術を応用した微細加工技術や半導体設計・実装、そして光学設計技術など。
これらの技術を融合させることで、21世紀を担う次世代商品を次々と世に送り出しています。

SNP(スニップ)チップ
個人の体質に合わせて病気の予防や治療を行うオーダーメイド医療の実現を目指して、理化学研究所および理研ベンチャーキャピタルとともに、先端のSNP(一塩基多型)検出システムの提供を目的とする「株式会社理研ジェネシス」の設立に合意しました。 トッパンでは、SNPチップに代表されるライフサイエンス事業の推進に、今後も注力していきます。

1滴の血液から、わずか1時間半でSNP解析の完了を可能とした「SNPチップ」
32nmフォトマスク
次世代半導体製造プロセスである32nm(ナノメートル:1nmは1/100万mm)プロセスに対応するフォトマスクを、米国・IBMと共同開発しています。すでに開発済みで、最終段階に入っている45nm対応フォトマスク製造技術を互いに持ち寄ることで、32nmフォトマスク開発を効率的に進めています。

精密な半導体回路パターンをシリコンウェハに焼き付けるための原版となるフォトマスク。さらなる微細化が進んでいる
フルカラー有機ELディスプレイ
印刷法によりRGBを塗り分けた、フルカラー有機ELディスプレイを世界で初めて開発しました。非常に薄い発光層を、均一な厚さで形成しているため、マスクを使用しなくても高精度のパターニングが可能で、基板サイズの大型化も容易です。さらにフィルム基材にも適用可能なので、巻き取り製造プロセス(Roll to Roll)にも対応します。
高分子発光材料を独自の印刷法により塗り分けたパッシブ型5インチQVGA(320×240画素)のパネル
ボールSAWセンサー
東北大学、米国・ボール・セミコンダクター、山武との共同開発により、燃料電池の実用化に必須の水素センサーの開発に着手。4者が開発に取り組んでいるのは、0.05%から100%の水素濃度範囲を、常温で10秒以内に検出することを可能とするセンサーです。

水晶球表面の一部にすだれ状の電極パターンを形成するとともに、特定ガスだけを吸着する膜を成膜
高セキュリティホログラム−ナノテキスト
「ナノテキスト」は、当社独自のホログラム技術である「クリスタグラム」の画像の内部に、極めて微細な文字を電子ビーム(EB)を用いて描画することができる新技術です。視覚効果の高いクリスタグラムと、顕微鏡などで確認できる超微細文字の複合により、偽造防止効果を一層高めることができます。文字の大きさは、髪の毛の幅(平均80ミクロン)に20個以上の文字を表現できるレベルで、従来の微細文字(「マイクロテキスト」)の約1/30となります。
ナノテキストを組み込んだクリスタグラムのサンプル
ナノテキスト拡大写真
ICカード・タグ
RFID(Radio Frequency Identification)技術を活用したICタグの活用が進んでいます。RFIDとは、無線通信を利用し、非接触による書き込みと読み取りを行う自動認識技術を利用した技術、およびそれを使った製品、システムをいいます。トッパンでは、物流分野での利用が期待されているUHF帯ICタグを中心に、ICタグ導入時の利用環境に近い状態で評価・実装実験を行うために、「TOPPAN RFID LAB 953」を開設しました。
UHF帯ICタグのゲート型リーダ/ライタを使った実験イメージ
UHF帯用に開発したICタグ
