リブランディング
グループ全体のブランディングを整備
株式会社ツクイホールディングス様
- #CI開発
- #タグライン開発
- #インナーブランディング支援
- #アプリケーションツールデザイン開発
介護事業を行う株式会社ツクイなどのグループ会社の経営管理をしている株式会社ツクイホールディングス様。2019年6月に創業50周年を迎えるにあたり、ツクイグループ全体で使用することのできるVI開発を要望されていました。
それまでグループ企業全体としてのVIを持ち合わせておらず、全体をまとめることが目下の課題。また、ご依頼から発表まで約3〜4ヶ月というスケジュールにもお応えする必要がありました。トッパンは細やかに寄り添いながらプロジェクトを遂行。グループ全体のブランディング整備をサポートいたしました。
株式会社ツクイホールディングス様は、介護の領域を中心に事業展開しています。子会社の株式会社ツクイ様で提供する介護サービスは、高い専門性と丁寧なサービス品質で、近年の介護需要増加を追い風にして、急速に企業規模を拡大されてきました。グループ企業各社がそれぞれに事業を展開し、さらなる成長を推し進めています。
2019年6月に創業50周年を迎えるにあたり、それらグループ企業全体の連帯感醸成を目指してVI構築へ。ツクイグループとして、次の50年に向けた新たな方向性も示すかたちでブランディングを見直し、整備することになりました。
トッパンにVI開発のご相談をいただいたのは2019年2月末で、同年6月頭にはリリースしたいとのご依頼。通常1年以上をかけて準備し開発することが多い中で、3〜4ヶ月でつくりあげるスケジュールです。短い期間とはいえ企業理念を汲み上げ、整理し、着実にVI開発やタグライン開発へと進めるために、密な協力体制をお願いしプロジェクトに臨みました。
まず、ツクイグループの考え方やブランドアイデンティティを掘り下げるために、早い段階から社長様へのインタビューや役員様へのアンケートを実施し意見を集約。今後のツクイグループのありたい姿など、ブランド体系としてまとめていきました。
役員会では毎回、直接プレゼンテーションする時間をいただき、その場でご決済いただくことでスピーディーに進めていくことができました。
今まで考えの中にあったものをアウトプットし言語化をはかっていくことは、グループ全体を見つめ直し、新たなビジョンを認識する大切な機会になったようです。そうしてでき上がったタグラインには、介護事業を通してよりよい未来を切り開いていきたいツクイグループ全体の理念を込めることができました。
まとめたブランド体系をもとにVI開発へ。ご提案とフィードバックを密にやりとりしていきました。たとえば色味の検証が必要になった際は、色味をマトリクスでご提案し、それぞれの印象を説明。ブランドアイデンティティを込めるのにふさわしいのはどれなのか、ともに進めていきました。
当初のご依頼は、VI開発とタグライン開発のみだったのですが、この機会にツクイグループのブランド体系を整理していくことを推奨いたしました。その提案に賛同いただき、さまざまなアプリケーションや会社案内を一新。またインナー施策としてブランドブックも制作しました。ブランドブックは、グループの従業員一人ひとりがツクイブランドをかたちづくる一員としてあること。その誇りと信念を浸透する一冊としてご活用いただいています。
VI開発・タグライン開発だけでなく、さまざまなツールづくりまでお任せいただけたのは、お客様に寄り添い、丁寧に対応するトッパンの姿勢に信頼いただけたからこそと思っています。
トッパンは、単にデザインやコピー提案を行うのではなく、ブランドを掘り下げ、咀嚼し、整理した上でかたちにしてくことが重要だと考えています。トッパンがお手伝いするVI開発やタグライン開発には、本質的なブランド価値をつたえ、その先に有意義なコミュニケーションが図れるものでありたいと考えています。