
メカニカルリサイクルPETフィルムを活用した軟包装
- 食品メーカー、トイレタリーメーカーなど
PETボトルをメカニカルリサイクル※した再生PET樹脂を利用することで、パッケージ製造時のCO₂排出量を削減するとともに、石油化学資源の消費量削減を図ります。
※使用済みの樹脂を粉砕・洗浄した後に高温で溶融・減圧・ろ過などを行い、再び樹脂に戻すリサイクル方法です。
- 再生材の活用
- メカニカルリサイクルPETフィルムはバージンPETフィルムと比べ約24%削減
LCA (Life Cycle Assessment;
ライフサイクルアセスメント)を用いて
パッケージ製品の環境負荷を
見える化する取り組みと
具体事例をご紹介します
1
持続可能な社会の実現に向けて、『脱炭素社会の実現』は、わたしたち人類の共通の課題となりつつあります。
TOPPANでは、LCAを用いて算出したCO₂排出量により、提供するパッケージ製品の環境負荷を定量的に評価しています。
根拠に基づいた環境配慮提案により、お客さまの事業のCO₂排出量削減に貢献します。
2
原材料(資源採取から原材料製造)から製品の製造・使用・リサイクル・廃棄など、製品のライフサイクル全体にわたって、投入する資源や排出する環境負荷を定量的に評価する仕組みです。
TOPPANでは、パッケージのライフサイクルにおけるCO₂排出量を対象に定量評価を行っています。
3
TOPPANでは、1998年からパッケージのLCA評価を開始し、順次その対象範囲を広げています。
現在では、軟包装、紙器、プラスチック成形品を中心とする主要パッケージ製品の多くで、
パッケージ原料の調達・製造、パッケージの製造、リサイクル・廃棄、など、
パッケージのライフサイクル全体を通したCO₂排出量の定量評価を行っています。
お客さまにおいては、現状のパッケージを、よりCO₂排出量が小さい仕様に置き換えていただくことで、
サプライチェーンを含めた事業全体のCO₂排出量の削減に繋げていただくことが可能です。
TOPPANでは、今後もLCAを活用した根拠のある環境提案を進めるとともに、
より環境負荷の小さいパッケージの創出に努め、
お客さまの課題と社会課題の解決に貢献していきます。
4
再生材の有効活用により
CO₂排出量の削減と石油化学資源の消費量削減を図ります
PETボトルをメカニカルリサイクル※した再生PET樹脂を利用することで、パッケージ製造時のCO₂排出量を削減するとともに、石油化学資源の消費量削減を図ります。
※使用済みの樹脂を粉砕・洗浄した後に高温で溶融・減圧・ろ過などを行い、再び樹脂に戻すリサイクル方法です。
内層に「GL BARRIER」を使用した環境配慮型紙容器「EP-PAK・GL」に、「メカニカルリサイクルPET・GL」を使用した製品をラインアップしました。従来品と比較してパッケージ製造時のCO₂排出量を削減します。
透明バリアフィルム
「GL BARRIER」の活用により
アルミ不使用の構成にすることでCO₂排出量の削減を図ります
ユニリーバ・ジャパン様のヘアケアブランドの新製品「ラックス ルミニーク サシェセット 限定デザイン」のモノマテリアル化を実現しました。PET基材の「GL FILM」と、PETシーラントを用いることで、アルミフィルムで構成された従来品と比較して、パッケージ製造時のCO₂排出量を約25%削減することが可能です。
紙素材の活用により
プラスチック使用量の削減とCO₂排出量の削減を図ります
紙素材を使用したチャック付きスタンディングパウチを開発し、日本コカ・コーラ株式会社様の新製品フリーズドライ飲料「1,2,CUBE(ワン・ツー・キューブ)」に採用されました。プラスチックフィルムのみで構成された従来のスタンディングパウチと比較して、パッケージ製造時のCO₂排出量を約18%削減することが可能です。
紙素材のみで構成されるスタンディングパウチを開発し、株式会社コーセー様のスキンケアブランド『雪肌精』の中核を担うシリーズ「雪肌精 クリアウェルネス」に採用されました。プラスチックフィルムを使用した従来のスタンディングパウチと比較して、パッケージ製造時のCO₂排出量を約28%削減することが可能です。
透明バリアフィルム
「GL BARRIER」の活用により
アルミ不使用のレンジ対応パッケージを実現、
調理時を含めたCO₂排出量削減を図ります
「GL BARRIER」を使うことで、アルミフィルムを使わず袋のまま電子レンジで加熱できる仕様を実現しました。湯せん調理が必要なアルミ構成のパッケージと比較して、パッケージ製造時と調理時のCO₂排出量を削減することが可能です。
パッケージの製造工程や材料を最適化することにより
プラスチック使用量の削減とCO₂排出量の削減を図ります
プラスチック射出成形において、超臨界流体の活用と当社独自の成形技術を組み合わせることにより、プラスチックの厚みを従来よりも約30%薄くすることが可能な「超薄肉射出成形容器」を開発しました。成形に使用する樹脂量が減るため、樹脂の製造時に発生するCO₂排出量を削減することが可能です。
TOPPANはパッケージに関する、
さまざまな課題にお応えします。
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