国内製造の乾燥パスタ・スパゲッティのブランドリニューアルを総合的にご支援
株式会社ニューオークボ様は、前身である大久保マカロニ社から数えて約90年間、パスタ製造一筋で続けてこられたメーカーです。製造・技術・素材力にこだわり、業務用生パスタメーカーのパイオニアとして広く知られています。同社は、通信販売などを通じて一般向けにも乾燥パスタ・スパゲッティを販売されています。この度、この国内製造の乾燥パスタ・スパゲッティのブランドリニューアルをTOPPANにてご支援し、新たなデザインのパッケージをご採用いただきました。
自慢の国内製造パスタ・スパゲッティを一般消費者にも味わっていただきたい
ニューオークボ様の業務用生パスタは、その美味しさが口コミや紹介で広がり、多くの飲食店に採用されています。その一方で、一般消費者の方に社名やブランドを認知いただく機会は限られており、こだわりのパスタ・スパゲッティをもっと広く消費者の方々に知っていただきたいという思いをお持ちでした。また、新型コロナウイルスの流行で消費者の内食需要が増加している背景も併せ、ニューオークボ様は通信販売や小売流通などによって直接消費者に商品を届ける販路の拡大を目指していました。
TOPPANはこういった課題に対し、パッケージデザインの提案だけにとどまらず、ブランドストーリーやネーミングのご提案、ブランドコンセプトに基づいた複数のデザイン案に対する消費者調査を行い、「麺を楽しむパスタ」という商品の訴求ポイントを特定。「おしゃれで親しみやすく、美味しそう」「中が見えることで太さや形状が一目で確認できる」といった情緒的価値と機能的価値を両立させるデザインを、消費者調査による定量的裏付けとともにご提案いたしました。
こちらのパッケージには、中身のパスタを取り出すとメーカーからお礼のメッセージが現れるちょっとした計らいが隠されています。ただ商品を包むだけでなく、メーカーと消費者の気持ちをつなぐデザインを目指しました。
また、パッケージ本体には、一部インキにバイオマスインキを使用。プレミアム感をキープしながら、同時に環境に優しい仕様をご採用いただいております。
当商品は、第61回ジャパンパッケージングコンペティションにおいて、洋食品部門賞を受賞しました。
デザイン・製造だけにとどまらない、TOPPANのパッケージ・トータルソリューション
TOPPANは、パッケージの企画・デザイン・製造だけにとどまらず、商品のブランディングや消費者調査などのマーケティング分野においてもお客様を幅広くご支援いたします。TOPPANが1968年に開設した消費行動研究室では、市場・トレンド分析から、店頭調査、テストマーケティングまで、お客様の商品企画に関わるプランニング・クリエイティブ・コミュニケーションを総合的にサポートします。また、近年特に重視されているパッケージのサステナビリティ向上についてもさまざまなご提案が可能です。ぜひお問い合わせください。