新しい生活様式の中でも環境配慮を
三菱製紙様は製紙技術で培った技術を通して、⽣分解性やリサイクル可能な離解性を有したプラスチック代替素材としての⾷品包装⽤コート紙を販売する等、持続可能な社会の実現に努められています。今回、同社の京都工場で生産されているアルコール除菌液「ピュアリーフシリーズ」において、新開発の環境配慮型製品の容器にTOPPANの『キューブパック』を採用頂きました。
高濃度アルコールは品質への影響や容器へのダメージの観点から紙容器の使用は難易度が高いとされていましたが、慎重に試験を重ね、ポンプ式としては日本初の紙容器の環境配慮型アルコール除菌液の商品化が実現しました。また、従来プラスチックボトルで販売していたピュアリーフの充填機で製造できるため、新たな設備導入をすることなく環境配慮型製品の製造をすることができました。
なお当製品は、第61回2022ジャパンパッケージングコンペティションにて一般雑貨部門賞、2022日本パッケージングコンテストにて包装技術賞 適正包装賞を受賞しました。
紙パッケージの採用で、プラスチック使用量を55%削減
「キューブパック」では、容器の底部に紙の端面が露出しない構造でプラスチックボトルと同等の耐水性を獲得しました。従来の紙パックでは難しかった「口栓を中央につける」という課題も解決することでポンプの使用が可能となり、プラスチック容器の代替を実現します。本製品を採用することで、プラスチック容器と比較して、プラスチック使用量を約55%削減することが可能です。加えて、キューブパックは紙製なので折りたたむことも簡単にでき、かさばらずに燃えるごみとして廃棄可能です。
また、側面だけでなくプラスチックボトルでは不可能な天面・底面への印刷も可能なので、パッケージのデザイン性にもこだわることができます。
TOPPANは、材質やユーザビリティなどパッケージの様々な観点からお客さまの環境配慮型製品の立ち上げを支援いたします。