採用事例 Works

冨士屋製菓有限会社様

メカニカルリサイクルPET・GL包材を使った伝統のからいも飴

「あめ伝説 から芋あめ」の画像

メカニカルリサイクルPET・GLへの切り替えにより約40%プラスチック削減

伝統のからいも飴にTOPPANのGL BARRIERを採用

このたび、冨士屋製菓有限会社様にメカニカルリサイクルPET・GL包材をご採用いただきました。
冨士屋製菓有限会社様は、1886年の創業より、さつま芋から作る伝統の『からいも飴』を製造している鹿児島県大崎町の飴メーカーです。

今回のメカニカルリサイクルPET・GL包材のご採用は、冨士屋製菓有限会社 代表取締役の小野様から一般社団法人大崎町SDGs推進協議会を通じてTOPPANにお声がけをいただいたことからスタートしました。

お声がけいただいた背景は、海外への商品展開にあたり個包装はオーバーパッケージと捉えられ、取引が難しいため包装を見直す必要があること。 以前、東京の展示会で多くの小中高生がSDGsのブースに来て学び、話しあっている姿を見てSDGsへの取り組みを決意したことから、大崎町SDGs推進協議会を通じてTOPPANにお話をいただきました。

TOPPANは以前から大崎町の一般社団法人大崎町SDGs推進協議会とお付き合いさせていただいており、若潮酒造様のEP-PAK・GL採用のご支援もしていました。

>環境配慮型の焼酎パックを導入、紙パックとしてリサイクルが可能に!

環境に配慮したこだわりの芋飴作り

冨士屋製菓有限会社様は環境にも配慮して個包装を廃止し、「裸売り」をしていたかつての飴の販売方法に戻し、原点回帰のこだわりの芋飴を作りたいという思いから、砂糖を使用せずに、厳選した良い芋を使い、原材料の95%は工場から半径35キロ圏内でとれたものを使用して輸送時のCO₂排出量を抑えた芋飴を開発しました。
TOPPANからは環境に配慮していることに加え、個包装を廃止しても飴のおいしさを長持ちさせるために、TOPPAN独自開発のメカニカルリサイクルPET・GLを用いた包材を提案いたしました。

個包装を廃止し、チャック式の開閉口にすることで従来品と比べて1袋あたり約40%、さらに最大で年間約250キロのプラスチックの削減が見込まれます。

メカニカルリサイクルPET・GLによって得られる効果とは?

からいも飴のパッケージにご採用いただいたメカニカルリサイクルPET・GL とは、TOPPANが開発したGL BARRIERのラインアップの一つです。
GL BARRIERとは水蒸気や酸素の遮断性能(バリア性)に優れた透明バリアフィルムです。基材フィルム上に無機透明蒸着バリア層とバリアコート層が積層された構成になっており、バリア性や耐屈曲性など各種物性のほか印刷やラミネートなどの後加工適性にも優れています。

パッケージにGL BARRIERを使用すると、内容物の劣化や変質の原因である酸素や水蒸気から内容物を守ることができるため、賞味期限の延長を実現できます。 また、GL BARRIERは高いバリア性を持ちながらも透明のため、店頭において内容物を見せて商品自体の見た目を訴求することもできます。

メカニカルリサイクルPET・GLは、基材に回収PETボトルをメカニカルリサイクルした再生PET樹脂を80%使用しており、循環資源の活用が可能です。また、一般的な透明蒸着バリアフィルムと比較してCO₂排出量を約17%削減します。
本製品を使用した軟包装パッケージには、PETボトルリサイクル推奨マークの表示が可能です(PETボトルリサイクル推奨マークの使用には個別に申請・認定が必要です)
※使用済みPETボトルを粉砕・洗浄した後に高温で溶融・減圧・ろ過などを行い、高品質な再生樹脂を得る方法

お客さまの声

冨士屋製菓有限会社 代表取締役 小野様

さつま芋より一括生産でからいも飴(さつま芋の飴)を製造する唯一の製造元として、伝統を伝える責任から砂糖を使用せずに、本来の芋飴にこだわってさつま芋から厳選して製造した「あめ伝説 から芋あめ」。
以前から考えていたEUに対する輸出では個包装は嫌煙されがちだということを知り、個包装レスの商品で海外展開にチャレンジしています。
リサイクル分別に25年間取り組む大崎町の企業として、大崎町SDGs協議会様よりトッパン様をご紹介頂き、今回採用いたしましたが、バリア性に優れたGL包材は裸の飴の弱点である熱で飴が溶けるのを軽減しフードロスにもつながりました。
これが正しいのか私どもでは分かりませんが30年後、50年後の未来で良かったと思われる取り組みを続けて参ります。

TOPPANはパッケージに関する、
さまざまな課題にお応えします。
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