TITLE _究極の
グロスとマットを
同居させたい
肌合いと印刷適正を重視したラフグロス系の紙なのに、メタリックな質感をイメージしたビジュアルが物質的な光沢を帯びて再現出来たら驚くと思う。一方、紙地にチョークの粉を擦り込んだような極端に乾いた色面も存在する。そんな相反するテクスチャーを1枚の紙の上に同時に表現してみたい。視覚だけに留まらない、見る人の触覚をも刺激するポスターを、オフセット印刷だけで完結出来たら面白いんじゃないかな。
Creator:澤田 泰廣 Sawada Yasuhiro
Printing Director:高浪 雄一 Takanami Yuichi
澤田 泰廣SAWADA YASUHIRO
アートディレクター、グラフィックデザイナー、多摩美術大学教授/東京藝術大学美術学部デザイン科卒業。サントリー㈱宣伝制作室を経て、1989年澤田泰廣デザイン室を設立。サントリー、Y’s、コサカ技研などの仕事を手がける。グラフィック、ブック・エディトリアル、広告・商品デザインの分野を中心に活躍。国内外の展覧会企画、及び参加も多い。また、はやくからデザイン教育のフィールドにおいて独自の活動を展開している。東京ADC最高賞、東京ADC賞、ニューヨークADC銀賞、東京TDC銀賞、世界トリエンナーレトヤマ銅賞、JAGDA新人賞ほか受賞多数。(書籍「GRAPHIC TRIAL」2015より)
2015年9月25日時点
2015年9月25日時点