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社会課題

消費行動の急速なECシフト。日本国内の一般消費者向けECの市場規模は15兆円以上に拡大しています。こうした状況は「買う側」の顧客に便利で豊かな生活をもたらしたとも言えますが、多様化する購買チャネルの中で自分が本当に欲しいものと出会い、的確に商品を購入することが難しい状況も生み出しています。

一方、「売る側」の企業は、顧客獲得競争の激化や少子高齢化による働き手不足など、多くの経営課題を抱えています。今、TOPPANが力を入れているのはITの活用によって流通に関する膨大な情報を統合・管理・活用し、流通の課題を解決していく「デジタルトランスフォーメーション」。流通の現場を深く知る印刷会社だからこそできる取組みです。

現在、世界中で発生している食料廃棄は年間約13億トン。これは食糧生産量全体の3分の1に当たる量です。

食糧問題とTOPPAN・・・一見すると結びつきを感じられないかもしれませんが、元々「ある技術」を通じて密接な関係を持っていました。それは当社が長年にわたって開発を続けている「パッケージ技術」です。「フードロス」の要因の一つは、食べられる前に賞味期限切れを迎え、廃棄されてしまう食料が多いということ。この課題に対して「パッケージ技術」はどのように貢献してきたのでしょうか。当社が担ってきた役割をインターンを通じて紹介します。

今、国内の製造業は大きな変革期にあります。原材料の調達先や流通などを記録するトレーサビリティ、顧客の要望に個別に対応しながらも生産性を維持向上させるマス・カスタマイゼーション、環境へ配慮した設備投資やペーパーレスなど、実に多くが要求される一方、少子高齢化に伴う人手不足・技術伝承課題にも向き合わなければなりません。

こんな時代に求められるのがDX。業務プロセスの効率化、工場の自動化・省人化といった課題を、テクノロジーを用いて解決していくのです。TOPPANは業種・業界を限定せず、複雑な製造工程のデジタル化に対応した製造DX支援ソリューションを提供しています。

高度経済成長期以降、工業化住宅の発展により、多くの人が高性能な住宅に住み、快適で豊かな暮らしを実現できるようになりました。

それから数十年が経ち、時代の変化とともに人々のライフスタイルは多様化しています。デザイン性の高さ、誰にとっても使いやすい規格や機能、バリアフリー、環境に配慮した省エネ住宅など、価値観や暮らし方、高齢化などの社会課題に応える住まいが求められるようになりました。

近年では、こうした建装材技術にICT技術を加え、TOPPANのトータルソリューションとして、住まいやまちに新しい価値の提供を始めています。

情報ネットワークの進展、ビッグデータの収集と活用、データ分析を可能とするITやAI技術、それらを活用した社会活動や企業活動に変革をもたらし、新たな価値を生み出すDXソリューションなど、超スマート社会を実現する基盤となるのがエレクトロニクス産業です。

TOPPANは、その中核となる電子機器を支える最先端の半導体や、電子デバイスなどに必要不可欠な製品を開発することで、エレクトロニクス産業の一翼を担ってきました。今後も成長を続けるデジタル市場に向けたキーデバイスの創出に取り組んでいきます。

観光庁の「観光立国推進基本計画」では、魅力ある観光地域の形成、観光産業の強化および人材の育成、国際観光の振興、環境整備などが示されています。

歴史的文化財や自然遺産、伝統芸能、四季、食などさまざまな日本の魅力。TOPPANは、官公庁、自治体、観光関連団体･企業との共創により日本の魅力を世界に向けて発信し、理解を深めることで、観光立国・地方創生の実現を推進するとともに、先端のテクノロジーによる日本文化の新たな体験、関係者間のつながりを生み出し、未来への新しい価値を創造することで、豊かな社会の実現に貢献しています。