製造統括
スマートファクトリーで拓く、次世代の製造基盤
製造統括本部はTOPPANグループ各社の担当部門と連携し、スマートファクトリー化(製造システム基盤開発による生産性/品質向上)の全社展開、
事業活動における環境負荷を低減する活動の統括・指導、品質保証体制の整備・強化、資材、設備・エネルギー調達の全社管理と購買システムの戦略的活用、製造マネジメントシステムの導入支援と運用評価等を通し、管轄するグループ会社の製造を統括しています。
業務内容
製造システム基盤開発による
生産性/品質向上
製造業のDX推進を目指し、AIなど最新技術を活用した製造データ分析システムを構築しています。
このシステムは、高品質な製品を、より早く、安定的に生産する仕組みを作り上げるものです。
システム開発から全国の工場への全社展開、教育環境構築まで一貫して担当します。
全国の工場(技術担当や製造担当)と連携して仕組みを作り上げる、貢献性とやりがいのある仕事です。
事業活動における環境負荷を
低減する活動
TOPPANグループ全体の環境目標の立案と、目標達成に向けて事業部への指導を行っています。環境マネジメント体制の構築を推奨し、海外含む製造拠点の温室効果ガス排出量など環境データを把握・分析し、削減目標の達成を牽引します。社内環境監査や法令遵守の指導を通じ、公害防止や地域共生を推進。再生可能エネルギーの導入、生物多様・水資源保全のリスク評価やLCA評価を行うなど、他団体との連携も行います。
品質保証体制の整備・強化
TOPPANグループのモノづくりを品質面からリードするのが役割です。各工場・事業所の品質体制を点検し改善を支援すること、製品の安全を守るために重大事故の再発防止や未然防止の仕組みを整えること、全社で活用できる品質ガイドラインをつくり運用をサポートすることが代表的な活動です。こうした取り組みを通じて、社会に「安心」と「信頼」を届けています。
資材、設備・エネルギー調達の全社管理と購買システムの戦略的活用
モノつくりにおいて必要な資材や設備を、必要な時に、必要な量を、適切な価格で調達出来るための仕組みを構築すべく、
・購入先やメーカーとの情報交換や価格交渉
・BCPの観点から主要品の購入先に偏りが生じず、かつ安価な調達を維持管理する業務
・複数拠点での同一購入アイテムを集約し、まとめて価格交渉するボリュームディスカウント
・グループを含めた全社調達データを一元化し活用した調達戦略の立案
等の取り組みを行っています。
社員の声
TOPPANだからこそのやりがい
サステナビリティレポートなどの外部公表値を扱う業務を通じて、会社の社会的信用やブランド価値向上に貢献できたとき。また、学生時代の専門分野以外の新しい分野(プログラミング・AIなど)に挑戦し、習得した知識で自身の業務効率化や仲間の負担軽減に役立てた時にやりがいを感じます。
— S.Tさん(入社3年目)
製造現場で活用するアプリケーションの検討・実装、実証検証を担当。急速に進化するAI技術など、
現場で使いやすく再利用しやすいシステムとして提供する仕事です。
自ら考え試行錯誤しながら主体的に取り組める点にやりがいを感じています。
— N.Hさん(入社10年目)
得られるスキル
製造DXでモノづくりを
革新する実践力
入社後、製造システムの開発を通じ、ものづくり現場で改善するアプリケーション構築スキルを習得できます。特にAIや統計を用いたデータ分析スキルが身につくため、生産性向上や品質向上に直結する課題解決力が養われます。さらに、開発したシステムを全社展開するうえで必要となる教育プログラムの企画・運営を通じて効率的かつ効果的な人財育成・コミュニケーションスキルも磨かれます。多様な製品の製造プロセスを理解し、全国工場へ貢献できる人財へと成長できます。
環境活動情報の信頼性を
高めるスキル
企業が開示する環境データ(温室効果ガス、排水汚濁物質の濃度など)は、様々な計測方法や算定方法があるため、数値に対して妥当性を評価する必要があります。数値の絶対値や増減理由を読み解く事で、環境関連法令の順守状況や効率の良い生産活動が行えているかを把握ができ、環境活動情報の信頼性を高めるスキルが習得できます。いかに環境影響を少なくした上で、社会貢献につながる事業にできるかを考えられるようになります。
どんな分野でも活かせる
“品質保証の力”
品質保証の基本的な考え方や仕組みづくりを体系的に学ぶことができます。これは将来、どの事業や職種に携わっても活かせる普遍的な力です。さらに、各工場・事業所と連携する中で、実践的なコミュニケーション力や調整力を養うことができます。加えて、品質課題の原因を深く掘り下げ、本質を理解する力を身につけることで、幅広い分野で通用する品質保証の専門性を得られます。
コミュニケーションスキル
購買業務を遂行するためには、社内外の様々な立場の方との会話や情報収集が必要になります。購買業務を通して、自分の立場での考えを提示する力、相手の立場での要望を読み取り理解する力、両者の意向をまとめ上げ双方がWin-Winとなる着地点を見出す力が身に付きます。コミュニケーションスキルは仕事以外でも様々な場面で大切なスキルであり、業務を通じ人間性を高めることが出来ます。
キャリアステップ
製造系業務を統括する上で必要な、生産性/品質の向上、環境負荷低減活動、調達の全社管理、品質保証の強化といった各分野で、専門性を深めることができます。多様な製品の製造プロセスを理解し、社内外の様々な立場の人々と連携することで、課題の本質を見抜く力を養えます。将来的には、これらの経験で培った課題解決力、調整力、コミュニケーションスキルを活かし、事業全体を俯瞰しながら、部門を横断するプロジェクトを推進する役割で活躍できます。
生産管理
モノづくりの指揮者として、品質と納期を守る
生産管理の仕事は、たとえるなら「モノづくりのオーケストラの指揮者」です。お客様が楽しみにしている製品を、ちゃんとした品質で、約束した日にきちんと届けることが私たちの役割です。そのために、まず生産計画という設計図を作り、設計、材料の調達、製造、物流など、いろいろな担当者と協力しながら、みんながうまく連携できるように調整します。会社の信頼を守り、社会の役に立つ、やりがいのある仕事です。
業務内容
未来を描く羅針盤:生産計画の立案と進捗管理
お客様からの注文や市場の需要予測を基に、「いつまでに、何を、どれくらい作るか」という生産計画を策定します。これは、工場全体の動きを決める重要な羅針盤。計画通りに進んでいるか、製造現場の状況を常に把握し、予期せぬトラブルが発生した際は、すぐさま原因を分析。製造部門と連携し、迅速な解決策を実行することで、生産ラインの安定稼働を守ります。
社内外を繋ぐハブ:多様な部門との連携・調整
生産管理の仕事は、決して一人では完結しません。営業部門から最新の顧客ニーズを受け取り、設計・技術部門とは製品仕様を詰め、資材調達部門とは部品の納期を調整します。さらには、協力会社の担当者とも密に連携。社内外の多くの人々を繋ぐハブとなり、円滑なコミュニケーションを通じて、一つの目標に向かってチームを動かしていきます。
挑戦と成長の原動力:全員参加の改善活動
計画通りに生産するだけでなく、「もっと良くするには?」と常に考え、行動するのも私たちの重要なミッションです。生産現場に深く入り込み、メンバーの声に耳を傾け、データを見ながら「なぜ、ここで時間がかかるのか?」「このやり方は本当にベストか?」と課題の根本原因を探求。現場を巻き込みながら具体的な改善策を実行し、その小さな工夫の積み重ねが、会社の未来を創っていきます。
社員の声
TOPPANだからこそのやりがい
一見裏方な役回りに見えますが、工場の製造利益に直結するとても大事な仕事のため、自分が組んだスケジュールで工場が回っている。司令塔の役割なので、達成感は長く働くとひしひしと感じるようになります。色々な部署と関係を持つため、職場の方との交流は他の部署より多く、楽しいです。
— R.Hさん(入社6年目)
生産管理業務では社内外の様々な部署と関わりがあるため、工程全体や品質面などの知見を深めることができ面白さを感じます。
また、自分が関わった製品をスーパーなどで見かけることが多く、市場に流通しているのを見てやりがいを感じます。
— K.Mさん(入社5年目)
毎日のちょっとした判断が、「生産数」というはっきりした形で返ってきます。自分のやったことがすぐに工場の成果につながるので、責任はありますが、その分やりがいも大きいです。自分の仕事の結果が目に見えるのは、すごく励みになります。
— T.Tさん(入社6年目)
得られるスキル
コミュニケーション能力
入社後はまず、日々の生産計画の進捗管理を担当します。予定通りに進まない時、製造現場や資材部門など、関係者の間に入って「いつまでに何が必要か」「どうすれば間に合うか」を調整する場面が必ず訪れます。相手の状況を理解し、粘り強く交渉を重ねる中で、多様な人を動かして物事を前に進める力が身につきます。
課題解決力
生産現場では、日々予期せぬ小さな問題が発生します。その際に重要なのが、慌てずに状況を正確に把握し、関係者に的確に「報・連・相」を行うこと。まずは上司や先輩の指示を仰ぎながら、解決の糸口を掴む。この冷静な判断力と行動力は、ビジネスパーソンとしての揺るぎない土台となります。
全体俯瞰力
生産管理は、一つの部品が製品として完成し、お客様の元に届くまでの全ての工程に関わります。各部署がどのような役割を担い、どう連携しているのか。その全体像を肌で感じることで、点ではなく線で物事を捉える力が身につきます。この視野の広さは、将来どんな部署で働く上でも必ず役立つ、大きな強みになります。
キャリアステップ
生産管理は、「経験と勘」から「データとAIによる最適化」への変革を迎えています。これからの生産管理としてのスキルは、専門家からリーダーへの道を開き、最終的には現場・経営・技術・ビジネスを繋ぐ「ハブ人材」へとキャリアを昇華させます。
企業の成長エンジンそのものを設計・駆動する、代替不可能な存在になるためのキャリアパスです。