事業戦略
TOPPAN全体の“航路”を描く、戦略の中枢。
事業の持続的な成長を牽引するため、事業部の最適なあり方を考え、実現する部門です。
各事業の目標達成と長期的な成長を見据え、ヒト・モノ・カネといった経営資源を最大限に活かすための戦略を立案し、その実行を推進します。
具体的な業務は多岐にわたり、市場や競合、顧客動向を常に分析・把握することに加え、M&Aや新規事業の立ち上げ、事業提携といった重要な経営判断にも深く関わります。経営層や社内外のあらゆる部署と連携しながら、事業全体の最適化を図り、事業の未来を創り出すことが最大のミッションです。
業務内容
中期計画の策定と実行支援
事業部の進むべき方向を定めるために、中期計画の策定を担います。市場環境や事業部の課題を深く分析し、経営層や各部署と連携しながら、中長期的な戦略を立案します。また、策定した計画が着実に実行されているかを定期的に進捗管理・モニタリングし、目標達成に向けた軌道修正をサポートします。
事業部の業績管理と経営判断のサポート
事業部の収益や固有のKPI(重要業績評価指標)をデータ分析し、事業ごとの課題を明確化します。事業部の経営幹部が適切な経営判断を下せるよう、週次・月次の業績分析にて、タイムリーな情報を提供します。また、経営会議の円滑な運営をサポートし、事業部全体の利益意識の向上と業績拡大に貢献します。
事業推進プロジェクトの実行と変革の推進
中期計画に基づき、M&A、新規事業の立ち上げ、既存事業の構造改革、業務改善など、多岐にわたるプロジェクトを推進します。プロジェクトマネージャーとして、社内外のあらゆる関係者と連携しながら、事業部の成長や変革に不可欠なプロジェクトを強力にけん引します。顧客、競合、技術動向などを常に把握し、事業部の未来を創るための重要な意思決定に関わります。
社員の声
TOPPANだからこそのやりがい
様々な情報が集まる部門だからこそ、今抱えている課題の全体像を捉えることができます。
複雑で解決が困難にみえる課題に対し、どのようにアプローチすべきか、今何ができるかを考えることは、非常に挑戦的で面白い仕事です。
— A.Fさん(入社6年目)
多岐にわたる部署と協力して、戦略をひとつずつ実行することができます。
担当商材の事業状況を包括的に見る機会が多いため、自分のアプローチの成果を直接感じることができ、自分の業務が会社全体に貢献していることを実感できます。
— M.Tさん(入社5年目)
自分が獲得した情報を事業戦略のフレームワークに落とし込むことで、当社の課題を可視化することが面白い。また、その情報を発信することで、チームメンバーの調査支援や、他部門のアクションのきっかけ作りとして貢献できていることが嬉しい。
— A.Yさん(入社5年目)
得られるスキル
論理的思考力と
データ分析スキル
事業戦略の立案・実行に不可欠な、論理的思考力とデータ分析スキルが身につきます。業績データや市場情報、競合動向などを多角的に分析し、事業の課題を客観的に捉える力が養われます。また、収集した情報を整理し、課題解決に向けた道筋を立てるプロセスを通じて、物事を体系的に考える力が磨かれます。
コミュニケーション・プロジェクト推進力
事業戦略は、部門内外の多様な人々との協業によって成り立ちます。経営層から現場社員まで、様々な価値観を持つ人々との対話を通じて、高いコミュニケーション能力が培われます。また、業務改善や新規事業立ち上げなど、様々なプロジェクトに携わることで、目標達成に向けた関係各所の巻き込み方や、課題解決を推進するプロジェクトマネジメントの基礎知識と実践力が身につきます。
事業全体を俯瞰する視点
特定の業務に留まらず、事業全体の仕組みやビジネスの構造を理解する俯瞰的な視点が養われます。収益を構成するコストや市場価格、関連法規、技術動向など、事業を多角的に捉える知識を習得できます。これにより、「どうすれば儲かるのか」「どこにビジネスチャンスがあるのか」といった、事業の根幹に関わる重要な問いに自ら向き合い、未来を創造する力を身につけることができます。
キャリアステップ
事業戦略部での経験は、将来のキャリアの土台を築く上で大きな強みとなります。事業部の経営全体を俯瞰する視点や、論理的思考力、多様な関係者を巻き込むコミュニケーション能力は、どのような職種でも通用する普遍的なスキルです。
将来的には、事業戦略のスペシャリストとして部門を牽引する道に加え、経営企画など会社全体の戦略を担う部署、さらには新規事業開発や営業・製造部門のリーダーとして活躍する道も開かれています。事業の根幹を理解した上で、幅広いキャリアパスを描けることが最大の魅力です。
財務
数字で未来を描き、グローバルに事業を支える
TOPPANの財務部門は、会計処理を行い、決算書を作成するだけではなく、経営判断を数字面から支える役割を担います。 事業の収益性やリスク等を分析し、事業を支える資金の調達と配分を最適化します。事業環境が大きく変化し、素早い判断が求められる中、我々の役割も高度化しています。「会計」はビジネスの、そしてグローバルな共通言語です。我々の活動もまたグローバルに拡がり、その役割はますます重要になっています。
業務内容
連結決算業務
連結決算とは、グループ企業の決算をひとつにまとめて作成・報告を行う業務です。法制度改正への対応や監査法人とのやりとりを通じて、決算の正確性と透明性を維持する役割を担っています。数字の分析力はもちろん、報告にあたっては他部署との連携に必要な調整力を磨きながら、当社の財務基盤を支える役割を担っています。
資金管理業務
資金管理とは、日々の資金繰り最適化を通じ、安定的な事業運営を支える業務です。M&A等の新規事業投資を実施する場合には、その為の資金調達や、収益性やリスク分析、資金シミュレーションを行う役割も担います。また、事業計画を策定する際には、資金配分を決定する等、経営戦略を支える重要な役割も担っています。
管理会計業務
管理会計とは、実際にビジネスを行う販売・製造部門を持つ事業部門において、予算の策定や業績分析を通じて経営判断を支援する業務です。製造現場に入り込んで原価計算を行う一方で、そこにある課題を把握し、数値情報をもとに改善策を提案するなど、経営の“右腕”として、戦略実行を後押しする役割を担っています。
社員の声
TOPPANだからこそのやりがい
自分で分析・作成した資料が実際に役員会議や事業方針決定の場で使われることも多く、経営に直結する仕事をしているという実感とやりがいがあります。
また若手のうちから新システム導入、組織再編などの大きなプロジェクトに参画できることも大きな魅力です。
— K.Sさん(入社3年目)
経営に近い立場で会社が描く将来像に向けて、資本市場も意識しながら資本政策に取り組めるのが魅力です。
M&Aなど組織再編時は財務の立場で中心的な役割を担うことも可能で、これまで培った経理業務経験が活きる場面も多く成長を実感できます。
— K.Kさん(入社10年目)
得られるスキル
実践的な会計知識
事業を成り立たせる日々の取引に、会計というフィルターを通して向き合い、それを会計処理に落とし込む業務を行う中で、実践的な会計知識を身につけていきます。また、その先には公認会計士や税理士、証券アナリスト等、それぞれの専門家としての資格取得を目指す方もいます。
経営の意思決定に資する
分析力
事業を会計視点から見ることになり数字に対する分析力が磨かれていきます。さらに、財務部門では事業部門間のローテーションを実施しており、複数事業における経理部門を経験する事で、より幅広い分析力が磨かれていきます。
コミュニケーション能力
様々な部門との連携によって、我々財務部門の業務は成り立っています。他部門とのやりとりは比較的早い年次の担当者も経験します。こうした専門性の高い分野である「会計」を、わかりやすい言葉で説明し、理解を得る努力をする中で、コミュニケーション能力が磨かれていきます。
キャリアステップ
財務部門では、6つのスキル領域を設定しています。それらは、①会計/ファイナンス知識、②事業理解力、③管理/改善等の業務遂行力、④ITスキル、⑤内部統制を行うガバナンス力、⑥語学力、です。その上で、目指すべき人財像を3つ設定しています。主に管理会計領域を強みとする「FP&A人財」、制度会計領域に強みをもつ「会計・BPRスペシャリスト」、海外駐在を視野にいれた「グローバル人財」。キャリアパスの観点では、それぞれのスキルにあわせた多様な可能性があります。我々、財務部門は、それぞれのスキル向上が部門としての機能向上につながると考えており、人財育成に今後も注力していきます。
法務
ビジネスの自由度を、法の力で守る。
TOPPANの法務は、契約、M&A・組織再編、コンプライアンス、BCP対応など多岐にわたる業務を担当しており、本社と事業部にメンバーを配置し、経営と事業の第一線をともに支えています。法務は、事業部門の事業アイデアを契約書にまとめることや規制法をクリアする方法を考えることによって新事業創出を支援し、コンプライアンスやBCPの推進によって事業基盤を強化するといった、企業活動の「攻め」と「守り」の両方を担う重要なポジションです。
業務内容
契約書の作成・審査・交渉支援
国内外の取引に関わる契約書の作成や審査、契約交渉の支援を行っています。事業スピードやTOPPANの幅広い商材の特性を考えながら契約書を作成し、時には営業や開発担当者とともに契約交渉に参加します。緊張する業務でもありますが、高い専門性を活かしながらビジネスの最前線の現場に伴走できることにやりがいを感じる業務です。また、契約締結後の取引において紛争が生じた案件では、訴訟・紛争対応を行い、解決まで導きます。
新規事業や海外展開支援、M&A・組織再編など
適切な取引スキームの検討や規制法に基づく許認可取得などを事業部門と共に実施することで新事業の創出を支援しています。また、組織再編や海外含むM&A・出資案件のプロジェクトにも主要メンバーとして参画し、事業変革期にあるTOPPANの意思決定スピードを落とさないよう、的確かつ正確に事業戦略をキャッチアップしながら、法務として高度な専門性を活かし、ストラクチャーの設計や契約書の作成、交渉をリードします。
コンプライアンス推進、株主総会運営など
コンプライアンス部門では、独禁法・下請法など規制法の動向調査、様々なコンプライアンス違反案件・紛争の解決や社員教育のほか、会社として一番大きなイベントである株主総会を運営しています。近年、社会的な要請が高まっているガバナンスに関しては、弁護士等の外部専門家と連携して最新情報をキャッチするとともに、TOPPANのあるべき姿としてのガバナンス設計を経営企画、財務等と連携し、経営層への提案を行うなど、会社の機関設計に深く関わる活動を行っています。
社員の声
TOPPANだからこそのやりがい
事業部門の相談に親身になって一緒に考え、お客様と当社双方にとって公平で納得のいく契約条件を導き出すよう取組んでいます。「貴方に相談してよかった」と信頼してもらえることにやりがいを感じ、自分の知識が会社や社会に貢献していることを感じられる仕事です。
— H.Sさん(入社8年目)
社会情勢や事業状況等にもアンテナを張りながら株主総会の準備や運営を行っています。大変な仕事ですが、チームや他部門のメンバーと連携し、ホールディングス化と会社法改正の対応を同時に行った年の株主総会を無事に終えた時には、今までで一番達成感がありました!
— T.Yさん(入社10年目)
得られるスキル
「ビジネスの現場」を支える法的判断力
事業を行う中では、様々な法律を守る必要があります。独禁法、下請法、知的財産法など様々ありますが、TOPPANの法務は随時法律の最新動向を把握しながら専門知識を高め、事業の中で発生する様々なコンプライアンス違反やトラブル、紛争を解決していきます。専門知識の裏付けをもちながら、現場の実態に即した柔軟な解決策を提案し、会社の健全な事業運営をリードしていくことが求められ、そのための法的判断力が身に付きます。
多様な契約に対応できる契約ドラフティング力・交渉力
TOPPANは、日本語・英語を問わず、秘密保持契約や取引基本契約などの定型契約だけではなく、共同開発契約、業務提携契約やライセンス契約などの非定型契約と呼ばれる多様な契約実務に携わることができます。また、新規事業や新商材の開発も多く、若手のうちから戦略的な思考にもとづき契約書を一から作成し、契約交渉に携わる経験を積むことができ、幅広いドラフティング力・交渉力を身につけることができます。
情報収集力と
コミュニケーション力
TOPPANの法務は、著作権や景表法に関する法務相談対応や時には訴訟を含めた紛争対応を行うことがあります。法務相談や紛争対応には高度な専門性と経験値が必要になりますが、若手でも経験を積んだ法務メンバーとともに対応にあたることで、必要な情報を現場担当者からヒアリング・収集する力や外部弁護士から提案される解決策を現場担当者に分かりやすく伝えるといったコミュニケーション力を身につけることができます。
キャリアステップ
幅広い事業分野の知識と実務経験を身に付けられるよう、育成的な観点で3年~5年を目安に法務内ローテーションを実施し人財を育成します。若手は、配属先の事業や商材の理解を深めながら契約業務や法務相談を通じて実務経験と専門性の基礎を固めます。中堅以降では、組織再編やM&Aなどのプロジェクトや株主総会運営・法務教育を担うなど、事業全体に関わる大規模案件に携わることで、次世代の法務リーダーとなるべく経営的な視点への理解と高度な専門性を身に着けます。
知的財産
アイデアを守り活かし、未来の競争力を生み出す
TOPPANが生み出す革新的な技術や独自のアイデアやサービスを特許や商標等の知的財産権として守り、活用することで、企業の競争力を高めて事業の成長に貢献します。知的財産のスペシャリストそして新規事業やグローバル展開を後押しし、社員の創造力を最大限に引き出すことで、社会に新しい価値を提供し続ける役割を担っています。
業務内容
発明の発掘
研究者や技術者と密に連携し、まだ世に出ていない革新的な技術やアイデアを発明という形でいち早く見つけ出す、「発明の発掘」が私たちの重要な仕事です。単に発明を見つけるだけでなく、その技術が将来の事業にどう貢献するか、どんな市場で強みを発揮できるかを共に議論し、どのような特許を取得していくか等の戦略を練り上げます。会社の未来を創る技術の種を、一番最初に知ることができる、やりがいの大きな業務です。
権利取得
TOPPANが生み出した独自の技術やアイデアを特許等の知的財産権として権利取得する手続きを担当し、企業の財産として守ることも重要な仕事です。権利取得を目指す技術が、どのような点で新しく、どのように新たな価値を提供するのかを論理的に説明する力が求められます。また日本国内はもちろん、海外の法改正や技術動向にも目を配りながら、最新の知識と専門性を活かして、TOPPANに最適な権利取得を世界各国で目指します。
戦略・活用
企業の財産である知的財産権を戦略的に活用して事業貢献することも重要な仕事です。取得した特許や商標を活用し、ライセンス契約や他社との共同開発を推進することで、新規事業の創出や市場での競争優位に貢献します。また、他社の知財取得動向や市場トレンドを的確に把握しながら、知的財産を武器として事業拡大や革新的なビジネスモデルの構築にも積極的に貢献します。
社員の声
TOPPANだからこそのやりがい
自分が担当した発明が特許として認められ、事業に貢献していることを実際に経験するたびに、知財のプロとして成長できていることを強く感じます。本社部門と総合研究所での知財業務を経験していますが、その際に部署を越えて色々な人と関わるので、会社の全体像が見えるのが面白いです。
— N.Sさん(入社5年目)
複数の製品分野での実務経験を重ねた後、ドイツでの短期駐在で特許の専門性を深めました。現在はパッケージ分野の国内外の知財戦略作りに関わり、経営層への提案も行います。自身の決定が事業の将来の成長を左右することにやりがいを感じています。
— Y.Yさん(入社10年目)
得られるスキル
知財に関する
専門的な知識
知的財産本部では、発明の発掘から特許出願、権利取得、他社特許の調査・分析、紛争対応まで、一連のプロセスに携わります。これにより、単なる法律知識だけでなく技術への理解も深め、事業展開や市場動向に合わせた権利の取得・活用方法を身につけることができます。また、他者との契約やライセンスに関する知識経験も深めることが出来ます。
高度な
コミュニケーション能力
研究者から経営層まで、そして社内外の多様なバックグラウンドを持つ人々と連携する機会があります。その過程で、高度なコミュニケーション能力が磨かれます。複雑な技術内容や法制度を専門家ではない人にも分かりやすく説明したり、相手の意図を正確に汲み取ったりする力が向上します。これは、将来どのようなキャリアに進む上でも、必ず役立つ普遍的なスキルです。
技術やアイデアを
見抜く力
日々新しい技術やアイデアに触れるため、どこに独自性や新しさがあるのかを見抜く力が養われます。特許出願の際には、他社の技術と比較し、どの部分が自社の強みかを正確に判断する必要があります。こうした経験を通じて、価値ある技術やアイデアを発見する目が育まれます。
キャリアステップ
1~3年目は、知的財産に関する専門知識の土台を作ります。充実した教育体制によって、基礎知識と実務スキルを身につけるととともに、技術に関しての理解も深めます。4~6年目になると、ビジネスの最前線で、開発や営業などの様々な部門と連携しながら、知財戦略の立案と実行を推進して知財価値の最大化を進めます。また国内外での実務経験を積みながら知財の専門性を更に高めていきます。将来的にはリーダーのポジションとして、経営層への提言や事業部門への知財支援、係争対応を主導します。
人事労政
近日公開予定。もう少々お待ちください。