三重県教育委員会事務局教育総務課
教育ICT活用による
学校向けデジタル防災コンテンツ
防災教育用デジタルコンテンツ作成等業務委託
防災教育VR動画とデジタル教材の制作、児童向けポータルサイトリニューアル業務

事業概要・施策
[課題背景]
地震などの自然災害から児童を守るためには、「自助」の防災教育や、学校と家庭が連携した防災力の強化が重要ですが、感染症などの影響によりそれらを学校で学習する機会が減少していました。
このような背景をふまえ、児童がタブレットなどの1人1台端末を活用し、学校だけでなく家庭でも災害発生時の適切な判断・行動を学習できるデジタルコンテンツを制作しました。また、教員が学習端末を活用して防災授業を行う際の支援も行いました。
[事業概要]
学校生活のさまざまな場面で地震と遭遇した際、自分の周りがどのような状況になるのかを学ぶことができる5種類のVR防災教育動画を制作。加えて、児童が動画を視聴した後に「自分がどのような行動をする必要があるのか」を考え、適切で主体的な判断を学べるデジタル教材も制作しました。また、防災学習教材をまとめた児童向けポータルサイト「学校防災みえ」に対し、コンテンツへのアクセシビリティ向上を目的としたリニューアルを実施しました。
[具体的な取り組み]
-
防災教育用デジタルコンテンツの制作
学校生活に関わりのあるシーンごとに「教室編」「通学編」など5種類の動画を制作。360°動画により没入感を高め、児童が地震に遭遇した時に自身がおかれる状況を具体的にイメージできる内容にしました。また、動画の視聴と合わせて取り組むことのできる、1人1台端末を活用したデジタル教材も作成。学校だけでなく家庭でも学習できるデジタルの「防災ノート」や「防災ワークシート」を用意し、外国人児童も学習できるよう多言語にも対応しました。
-
児童向けポータルサイト「学校防災みえ」リニューアル
従来の機能を活かしつつ、より児童にとって使いやすいポータルサイトとなるようリニューアルを実施しました。1人1台端末から表示した時にも見やすいデザイン設計を行い、児童が迷わず活用できるよう、導線を明確にしたアクセシビリティの向上を実現しました。
-
地震を疑似的に体験できるVR防災教育動画
-
学校だけでなく自宅でも取り組めるデジタル教材
-
リニューアルを行ったポータルサイト「学校防災みえ」
TOPPANのソリューションポイント
-
教育ICT分野でのノウハウを
活かしたコンテンツ開発・提供次世代型教育サービスの開発・実証を早くから手掛けており、平成25年度には国内で初めて、校務管理・学習者管理・教材管理が一体となった「ICT教育支援システム」の開発・提供を行うなど、教育ICT分野での多種多様な実績を保有しています。様々な教育現場でのコンテンツ開発・提供に携わってきた経験やネットワークを活用し、有益なコンテンツの開発・提供が可能です。
-
専門性の高い動画制作体制
多数のVRコンテンツの制作実績を持ち、映像コンテンツの提供や各種コンサルティングノウハウを活用した、臨場感と没入感のある動画を制作します。視聴者にとって理解しやすい映像表現手法をご提案し、高品質なコンテンツの提供が可能です。
-
多言語対応サービス
30言語から翻訳可能な言語が選択可能な、固有名詞や定型文の登録に対応した多言語音声翻訳サービス「VoiceBiz(ボイスビズ)」を始め、TOPPANの翻訳データベースを活用した高品質な翻訳サービスなどを展開しています。