三豊市デジタル防災学習システム「デジ防災™」

小中学生向けの
デジタル防災教材を導入

香川県 三豊市役所

タブレット端末で防災を学ぶ全80コンテンツの
新たな学習システムで自分ゴト化を支援

小中学生向けのデジタル防災教材を導入

事業概要・施策

[課題背景]

近年、自然災害が激甚化・頻発化の傾向にあり、学校での防災教育の拡充が求められています。現在、防災教育のほとんどは、学校内での避難訓練が主ですが、コロナ禍においては子どもたちが集まって避難訓練することが難しくなっています。
現在「GIGAスクール構想」により、小中学校では1人につき1台のデジタルデバイスが配置され、学校教育の現場でのICT環境の整備が進んでいますが、オンラインでの防災教育の実施には、「学校のカリキュラムが忙しく対応できない」、「実効的な取り組みに結びついていない」、「地域・学校ごとに取り組み内容や意識に格差がある」、「毎回同じ防災訓練ばかり実施しており現実味がない」などの課題がありました。

[事業概要]

小中学生の防災意識を自分ゴト化でき、楽しく防災を学べるデジタル防災学習システム「デジ防災™」を開発し、全国で初めて三豊市に導入されました。
児童・生徒の習熟度の可視化を可能にし、教職員の授業準備の負担軽減にもつながります。

[具体的な取り組み]

  • 1回約10分で防災の知識を段階的に深められる専門家監修の全80コンテンツ

    防災教育学会会長 諏訪 清二氏をはじめとする防災教育の専門家監修のもと、小学1年生から中学2年生まで、段階を踏んで着実に防災知識を習得できるよう、クイズ形式で各学年10コンテンツ、計80コンテンツを用意しています。1回の所要時間は10~15分となっており、忙しい学校カリキュラムを削ることなく、継続的に体系立てて学習することができます。

  • 児童・生徒の防災習熟レベルを可視化

    児童・生徒の学習結果のデータを蓄積し、クラス単位・学校単位・地域単位での防災レベルを管理することができ、地域の防災計画に役立てることができます。また、年度毎の結果推移やウィークポイントを可視化することで、防災知識の偏りをなくします。

  • 環境に依存しない簡単な導入方法と格差のない均一な学習

    ブラウザを使用するため、導入端末に関わらず均一な学習が可能です。また、教職員用の指導手引きシステムを搭載しているため、正しい防災知識を児童・生徒に伝えることができ、教職員の授業準備の負担も軽減できます。

  • 生徒用学習画面例

    生徒用学習画面例

  • 防災レベルの可視化画面

    防災レベルの可視化画面

  • 授業のイメージ

    授業のイメージ

  • カリキュラムの流れ

    カリキュラムの流れ

TOPPANの
ソリューションポイント

小中学生への学校での防災教育に、楽しく学べるデジタル防災学習システム「デジ防災™」の活用

災害時の判断を問う選択を通し、楽しみながら防災を学び、自分ゴト化。ほかに類を見ないパソコン/タブレット対応防災教育コンテンツです。

デジ防災™

教育ICT分野でのノウハウを活かしたコンテンツ開発・提供

次世代型教育サービスの開発・実証を早くから手掛けており、平成25年度には国内で初めて、校務管理・学習者管理・教材管理が一体となった「ICT教育支援システム」の開発・提供を行うなど、教育ICT分野での多種多様な実績を保有しています。様々な教育現場でのコンテンツ開発・提供に携わってきた経験やネットワークを活用し、有益なコンテンツの開発・提供が可能です。

navima®

防災ソリューションの開発ノウハウ

これまで、オンライン津波避難訓練システム「リアルハザードビューア®」や自治体向け住民見守りサービス「あんしんライト」など、防災関連のサービス開発・提供を行い、防災に対する知見を培ってきました。 「リアルハザードビューア®」は、国立研究開発法人防災科学技術研究所と共同で、3Dデジタルマップとシミュレーション結果を全天周画像と組み合わせ、住民目線の直感的な可視化を実現する3層マップ基盤技術を開発しました。これにより、誰もがスマートフォンやパソコンのブラウザを使って簡単にオンライン津波避難訓練を行うことが可能となりました。

リアルハザードビューア®

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