宮城県 仙台市 危機管理局減災推進課

VR技術を用いたリアリティのある360度映像の災害体験コンテンツにより被災疑似体験をDXで実現し、市民の防災・減災意識向上

VR技術を用いたリアリティのある360度映像の災害体験コンテンツにより被災疑似体験をDXで実現し、市民の防災・減災意識向上
仙台市の津波・水害等 災害疑似体験VR動画制作業務 住民の防災意識を高めるためのオリジナル災害体験VRコンテンツ制作

災害体験コンテンツ「災害VR」

事業概要・施策

[課題背景]

仙台市では、市民の防災・減災意識を育成するため、地震体験車を約20年間運用してきましたが、地震体験車の老朽化にともない、代替案が検討されていました。
仙台市は地震災害だけでなく、ほかの災害の被害も懸念されることから、住民一人ひとりの防災意識を醸成し高めるためには「リアルな被災疑似体験」をしてもらう必要があると考え「リアリティが感じられるコンテンツ」を導入することが急務とされていました。

[事業概要]

自然災害の予兆(前触れ)や発災の様子などを、最新のバーチャルリアリティ(仮想現実)技術を活用した臨場感あふれる360度の立体映像と音響で疑似体験できる、仙台市ならではのオリジナル災害体験VRコンテンツ「せんだい災害VR」を、学校や地域の研修会や防災訓練に使用し命を守るチカラを身につける防災学習に活用しています。

[具体的な取り組み]

  • オリジナル災害体験VRコンテンツの制作

    仙台市への知⾒を有する最先端の防災研究者による監修のもと、災害を自分ごととして体験してもらい、住民の防災意識を高められるような課題解決型の「災害体験VRコンテンツ」を制作しました。
    シチュエーションは自宅・道路・商業施設で作成し、TOPPANでは「津波災害体験」と「土砂・洪水災害体験」の2コンテンツを作成。より自分ごとと思ってもらえるコンテンツをご用意しました。
    また、大人目線と子供目線の2視点のコンテンツも制作し、それぞれの視点からわかる危険性の違いを表現しました。

  • 3部構成の「防災VR体験会」の実施

    VR体験の前にムービーでの事前学習をおこない、体験者に心の準備と、VR体験をする目的と意図の理解を促しました。また、VR体験後に啓発教育をおこないマイタイムラインの作成やハザードマップの見方など防災知識を高めました。

  • 「洪水・土砂災害編」VRコンテンツ(道路)

    「洪水・土砂災害編」VRコンテンツ(道路)

  • 「洪水・土砂災害編」VRコンテンツ(自宅)

    「洪水・土砂災害編」VRコンテンツ(自宅)

  • せんだい災害VRチラシ

    せんだい災害VRチラシ

  • 「津波災害編」VRコンテンツ

    「津波災害編」VRコンテンツ

TOPPANのソリューションポイント

  • 地震・津波・風水害・自然災害を体験するVR「災害体験VR」の活用

    災害体験VRは、自然災害の恐ろしさをVRで体験可能なオールインワンパッケージです。 地震・津波・風水害といった自然災害をリアルに近い感覚で体験することで、効果的な防災意識向上が可能です。

  • 専門性の高い動画制作体制

    多数のVRコンテンツの制作実績を持ち、映像コンテンツの提供や各種コンサルティングノウハウを活用した、臨場感と没入感のある動画を制作します。災害体験動画の制作にあたっては有識者の監修のもと、視聴者にとって理解しやすい映像表現手法をご提案し、高品質なコンテンツの提供が可能です。

  • 防災ソリューションの開発ノウハウ

    小中学生へ楽しみながら学べるデジタル防災教育・学習システム「デジ防災®」や自治体向け住民見守りサービス「あんしんライト」など、災害体験VRのほかにも住民の防災意識を高めるための、多数の防災関連のサービス開発・提供しています。

自然災害を体験するVR「災害体験VR」

自然災害を体験するVR「災害体験VR」

津波・風水害といった自然災害をリアルに近い感覚で体験することが可能。住民の防災意識向上に寄与します。

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