資源ごみ回収リサイクルサービス実証事業

補助金に頼らない
地域電子マネーの
循環システムを
資源ごみのリサイクルで構築

高知県香美市・香美市商工会

社会課題や地域貢献への取り組みに対するインセンティブ発行が及ぼす住民の行動変容の実証

補助金に頼らない地域電子マネーの循環システムを資源ごみのリサイクルで構築

事業概要・施策

[課題背景]

現在、多くの地方自治体では人口減少・高齢化問題を抱えているため、税金収入や地域内消費が減少しているという課題があります。その課題の解決策として、高知県香美市では2021年4月から地域電子マネーである「kamica(カミカ)」※を導入しています。地域内の加盟店での購買促進・域内消費を後押しする手段として現在も利用されていますが、今後に向け利用率アップ・定着化させることが当面の課題となっていました。

※kamica(カミカ)…高知県香美市内の加盟店事業者で利用できる香美市が発行する「地域電子マネー」です。香美市民には、「kamicaカード」が全員に配布されています。香美市民以外の方は、スマートフォンの「kamicaアプリ」をインストールすることで、利用できます。地域電子マネー発行元は香美市、加盟店管理やポイント運用等を香美市商工会が行っています。

[事業概要]

香美市内で資源ごみをリサイクルすると「kamica」にポイント還元するシステムを構築し、2023年2月4日から実証実験を開始しました。社会課題への取り組みや地域貢献に対するインセンティブ発行が、どのように住民の行動を変容させるのかを通して、地域通貨を稼働させることによる影響を調査・検証します。また、日常の取り組みと絡めた「kamica」の利用シーンを増やすことで、住民のエコ意識の醸成を図りながら、地域経済活性化に寄与します。

[具体的な取り組み]

  • ポイント還元システムの構築

    住民が「リサイクルステーション」にPETボトルもしくはアルミ缶1本を投函すると、「kamica」に0.2ポイント付与。ポイントの原資は、資源ごみの売却益を利用。

  • 「リサイクルステーション」へのシステム搭載

    「リサイクルステーション」に投函するPETボトルやアルミ缶は、ラベルを剥がしたもの・洗浄されたもの・中身がないもののみで、これら以外のものはセンサーではじかれるシステムを搭載。

  • 資源ごみの売却

    「リサイクルステーション」に投函された資源ごみは有価物として売却。

  • 香美市地域通貨 kamica(カミカ)

    香美市地域通貨 kamica(カミカ)

  • リサイクル実証実験イメージ図

    リサイクル実証実験イメージ図

TOPPANの
ソリューションポイント

キャッシュレスで地域を活性化「地域Pay®」

地域における決済サービスをまとめてデジタル化し、1枚のカードやスマートフォンアプリだけで複数の決済サービスが利用可能となる、地域のキャッシュレス化を実現する決済プラットフォームです。

地域Pay®で自治体独自のキャッシュレス決済導入

集中監視センターによる24時間365日の保守体制

・集中監視センターによる24時間365日自動監視を行い、異常を検知した場合には、サービスマネージャーが中心となり迅速なリカバリー対応を行います。
・サービスマネージャーがサービスを一元管理し、サービスの状況を常に管理します。
・異常発生時は、緊急連絡先にメール通知および集中監視センターより電話連絡します。

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