西海国立公園九十九島の自然美と融合する
ARを用いた体験型クルーズの実証運航事業

ARを活用した
体験型クルーズで
国内外観光客の
滞在時間増加・周遊を促進

させぼパールシー㈱(佐世保市)

観光地の地域資源と連動した
多言語対応のARコンテンツ制作

ARを活用した体験型クルーズで国内外観光客の滞在時間増加・周遊を促進

事業概要・施策

[課題背景]

大型遊覧船の航路変更や新設はハードルが非常に高く、長らく船内イベントなどに頼らざるを得ない状況が続き、新たな観光施策の導入が検討されていました。
また、昨今のニーズに合わせた個人客への転換やインバウンド対応、プロモーションが不可欠であり、既存のクルージングとは差別化された、高付加価値な体験型クルーズの実証運航事業に取り組む必要がありました。

[事業概要]

国土交通省観光庁「既存観光拠点再生補助金」を活用し、西海国立公園九十九島の自然や歴史などの魅力を大型遊覧船上で体験できるARコンテンツを制作しました。
コンテンツは国内観光客のほか、インバウンド需要による外国人観光客も対象とし、多言語(日本語・英語・中国語(繁体・簡体)・韓国語)での解説を実装。
乗船中の満足度向上により、西海国立公園九十九島および周辺エリアにおける観光客の滞在時間や、消費金額の増加、周遊促進をねらいました。

[具体的な取り組み]

  • ARを活用した多言語アプリケーションの制作

    クルーズ中に見える島々にタブレットをかざすことで、その島の特徴や関連した映像、画像などのコンテンツを閲覧することができるARコンテンツを開発しました。日本語・英語・中国語(繁体・簡体)・韓国語の多言語対応により、インバウンド需要により増加している外国人観光客も体験することができるコンテンツになりました。

  • モニターツアーの実施

    開発したARコンテンツを活用してのモニターツアーを実施。船内のネットワーク環境整備や船内の案内パネル等のツール作成も合わせて行い、参加者の65%以上に満足いただけた結果となりました。

  • 島々にタブレットをかざすとコンテンツが表示

    島々にタブレットをかざすとコンテンツが表示

  • タブレット設置の様子

    タブレット設置の様子

  • 九十九島クルージング×体験AR 紹介チラシ

    九十九島クルージング×体験AR 紹介チラシ

  • 「西海国立公園九十九島」を回る大型遊覧船

    「西海国立公園九十九島」を回る大型遊覧船

TOPPANの
ソリューションポイント

高精度ARコンテンツの開発

スマホなどのカメラレンズを通して取得した情報と、3D形状レーザー計測で取得したバックデータを比較することで、高さや方向を含む正確な位置情報を推定する技術を持っています。この技術を活用して、高精細な3DCGモデルを表示させるコンテンツの開発が可能です。

多言語対応

多言語音声翻訳サービス「VoiceBiz®」や透明ディスプレイを活用した窓口向け翻訳システム「VoiceBiz® UCDisplay」など、多数の多言語対応ソリューションを展開しています。 インバウンドの観光客誘客施策として、英語はもちろんのこと、日本語、韓国語、中国語(簡体字)、インドネシア語、タイ語、ベトナム語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、ミャンマー語、フィリピン語、クメール語、ネパール語、モンゴル語などに対応することができます。

VoiceBiz®

VoiceBiz® UCDisplay®

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