古文書解読システムを活用したワークショップイベントの実施

くずし字で書かれた
歴史資料を解読し
価値の発見と
保存・活用を促進

・歴史資料の価値発信委員会/京都市
・西宮市歴史資産活用活性化協議会
・伊那市教育委員会/古文書保存活用事業 シンポジウム実行委員会

古文書解読システム「ふみのは®」を活用した市民向けワークショップイベントの提案・支援

古文書解読システムを活用したワークショップイベントの実施

事業概要・施策

[課題背景]

地域に所在している古文書資料には、文化財の価値を高めたり、歴史文化を読み解いたりすることのできる情報が詰まっていますが、くずし字で記された資料の解読には高度なスキルが求められるため、十分に活用されていないことが課題となっていました。また、地域住民を含む多くの人が古文書の解読に触れて理解を深めることで、歴史文化への興味関心や地域への愛着を醸成したいという想いもありました。

[事業概要]

古文書解読システム「ふみのは®」を活用し、市民や団体、企業向けのワークショップを開催しました。地域に所在する古文書を実際に解読することで、地域の歴史や文化遺産の価値を再認識しいただくとともに、古文書の保存と活用について、参加者に関心を持っていただくことを目指しました。

[具体的な取り組み]

  • 歴史資料の価値発信プロジェクト(歴史資料の価値発信委員会/京都市) 

    京都の文化遺産の価値を発信する個人、団体などを対象に、京都の歴史文化の価値を伝え、魅力に気付いていただくためのワークショップを実施しました。受講した団体が実施する京都の歴史文化の価値を発信する取り組みの中で、解読した古文書などが活用され、京都観光に一層の厚みが加わることを狙いとしました。

  • AIを活用したくずし字体験講座実施支援業務(西宮市文化財課内 西宮市歴史資産活用活性化協議会)

    難しく思われがちな古文書やくずし字への新たなアプローチ方法として、地域の古文書資料を身近に感じていただく機会を創出するためのワークショップを実施しました。地域計画の関連文化財群の一つでもある「西宮と酒」に関連する実物の古文書をその場で解読する機会を設け、ゲーム的手法なども取り入れた、親しみやすいくずし字体験講座にしました。

  • 古文書保存活用事業シンポジウム(伊那市教育委員会 生涯学習課 文化施設係/古文書保存活用事業 シンポジウム実行委員会)

    伊那市に残る古文書を後世に伝え、市民の学習機会を創出するための「古文書保存活用事業」のキックオフイベントとしてワークショップを実施しました。「古文書保存活用事業」自体を周知するとともに、AIによる古文書解読の体験やデジタルアーカイブとのかかわりについてのパネルディスカッションを楽しんでいただき、古文書の保存と活用について多くの市民に関心を持っていただくことを目的としました。

  • 「ふみのは®」での解読の様子

    「ふみのは®」での解読の様子

  • ワークショップの様子①

    ワークショップの様子①

  • ワークショップの様子②

    ワークショップの様子②

TOPPANの
ソリューションポイント

古文書解読システム「ふみのは®」

古文書解読システム「ふみのは®」は、専門家・有識者からも高い評価をいただく「くずし字AI-OCR」を搭載した、PC/ブラウザで動作するASP提供型サービスです。複数人での同時作業機能や解読結果の正解率集計機能などを備えているため、ワークショップなどのイベントや授業などでの解読体験・学習にもご利用いただけます。

古文書解読とくずし字資料の利活用サービス「ふみのは®」

古文書解読ワークショップ開催支援

専門性の高い古文書解読ワークショップの開催ご支援が可能です。実施団体、企業様や専門家・有識者との打ち合わせを通じた教材テキストなどの使用ツールの調達や、会場設営、機材の手配までお任せいただけます。他にも、「くずし字シール」や「くずし字マスキングテープ」などのグッズ類を作製し、若年層のイベント参加を促す施策のご提案も可能です。
※ワークショップにご使用いただく古文書は実施者様側での選定と準備が必要となります。有識者の手配や現地派遣についてはご相談ください。

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