宮城県気仙沼市 気仙沼産業センター
原点である「日本一のサメの博物館」に回帰し、シンボルスポットとして観光客増員を図る! シャークミュージアム展示リニューアル
東日本大震災で全壊し、震災復興展示施設として再オープンしていたシャークミュージアムを「日本一のサメの博物館」として原点に戻りリニューアルオープン。博物館の展示企画から設計・施工までトータルで支援

事業概要・施策
[課題背景]
気仙沼シャークミュージアムは、1997年に開館し、2011年の東日本大震災で全壊した後、2014年に震災復興展示施設として再オープンしていました。しかしデジタル機器の老朽化や展示内容の刷新を機に、原点である「日本一のサメの博物館」として、リニューアルをする要望が高まっていました。
気仙沼市はサメの水揚げ量日本一を誇っており、シャークミュージアムは日本唯一の「サメ」をテーマにした博物館です。さらには沖縄美ら海水族館と相互連携協定を結んだことから「サメの博物館」リニューアルプロジェクトが本格的に加速し、シンボルスポットとして新たな観光資源にしようとする動きが高まっていました。
[事業概要]
原点である「日本一のサメの博物館」に戻すことをコンセプトに、世界的にも有数のサメの研究施設である「沖縄美ら海水族館」の協力のもと、サメの魅力を最大限に伝える展示空間を目指しました。空間を5つのゾーンに分け、歴史を知るコーナーやクイズコーナーなど学びを得られる展示空間に設計し、2024年にリニューアルオープンとなりました。
[具体的な取り組み]
-
展示空間の企画・設計および施工
「ウェルカム」ゾーン
幾度となく大きな津波に襲われてきた気仙沼。「海とともに生きる暮らし」を文字で表現。
「気仙沼とサメ」
気仙沼とサメの歴史を解説。
「サメ・トリビア」ゾーン
8m超のウバザメを設置。サメに関する「なぜ?」「なに?」をQ&A で紹介。
「サメ博士の学習室」「美ら海・サメ博士の部屋気仙沼出張所」ゾーン
沖縄美ら海水族館のサメ研究者たちの最先端の研究成果を映像やパネルで解説。
「サメ・シアター」ゾーン
“サメ先生”仲谷一宏・北海道大学名誉教授の解説動画や美ら海水族館の貴重な映像を上映。 -
オリジナル映像の作成
施設内の「サメ・シアター」ゾーンで投影される映像制作を行いました。さまざまな種類のサメの解説映像や、沖縄美ら海水族館より提供があった貴重な映像などをかけ合わせ、視聴者に語り掛けるストーリー構成で約15分間の映像を制作しました。
-
ウェルカムゾーン
-
気仙沼とサメ
-
サメ・トリビア
-
美ら海・サメ博士の部屋気仙沼出張所
TOPPANのソリューションポイント
-
展示施設の企画・設計から施工までトータルサポート
専門性の高い展示施設においても一貫して請け負うことが可能です。 魅力を最大限に伝える展示空間の企画設計に加え、貴重な資料の展示・管理・施工をすることが可能です。
-
視聴者に魅力が伝わる映像制作体制
豊富な映像コンテンツ制作の経験を活かし、さまざまな要望に合わせた撮影技術や、魅力が最大限に伝わる映像ストーリーを企画・制作します。 本企画の映像では沖縄美ら海水族館(一般財団法人沖縄美ら島財団)より提供があった貴重な映像に加え、視聴者に分かりやすい表現手法を用いることで、質の高いコンテンツを提供しました。